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Lily Of The Valleyライブレポート
2008年07月25日

5月も終わり。
すずらんの花咲く頃。
羊毛とおはな、そしてLily Of The Valleyの幕開けでもある曲は
コリーヌベイリーレイ作曲、冨田恵一プロデュースの「falling」から始まった。
彼らの代表曲とも言えるべき曲だ。
2曲目の「レモン」はmixiで繋がりのある今回のMCの吉村さんからのリクエスト曲だという。
2つの甘酸っぱいレモンに例えた恋愛模様。とっても愛らしくて私もこの曲大好きですよ、吉村さん。
会場の静けさは張りつめた緊張感というのではなく、純粋に2人の音楽に聞き入ったという空気感。
ステージには二人しか居ないのに、彼らから奏でられるギターと声というたった2つの音色によって会場の空気がふわぁ〜っと柔らかくなる。
何て心地良く安らぐのだろう。
目をつむると飛んでしまいそうだ。あぁ気持ちいい。
喋り方がとっても可愛らしいおはなさん。
しかし一旦歌い出すとハスキーだけれど透明感のある、独特の美しい声と歌詞の世界にどんどん連れて行かれてしまう。
そしてポーカーフェイスだけれど、それを見守るようにおはなさんを見つめながらギターを奏でる羊毛さん。
何ともいえないマイペースでユル〜い2人の不思議な空気感。
この2人だからこそこんなに優しい曲と音が創り出せるんだろう。
故郷の富山に向かう電車の中でできたという「おまもりのうた」は何とも温かい、昼下がりのぽかぽか陽気と母の愛情をたっぷりと感じられる曲。
羊毛とおはなの魅力はこんな体温くらいの温かさと包み込まれるような包容力でできている。
イメージは、さしずめ羊の毛でできたふわふわの毛布といった所だろうか。
それにくるまって、芝生の上で寝転びながら彼らの音楽を聞いている。枕元に摘みとったおはなでも置いて。
そんな想像力の溢れる、春の陽気の中で聞いているようなライブだった。
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2番手の登場は、今最も旬な女性シンガーソングライター坂詰美紗子。
こだわりのバンド編成は敬愛するダニーハザウェイの存在が大きいからという。
そんな彼女の1曲目はダニーハザウェイの「The Ghetto」でスタート。
インストとフェイクだけなのに高揚感とわくわく感の溢れるアレンジと進行は、会場を徐々に坂詰色に染める。
かっこいい!
かと思えば、急にもてない女の子として悩みを会場のお客さんに打ち明け始める。
曲を聞いてなるほど、納得。
「可愛くなくても譲れない」は理想の男子を追い求めようと一生懸命奔走る女の子像を歌った歌。
分かる分かる。歌詞を聞きながらメロディーにノリノリ!!
完全に入り込んでいるぞ。


そして彼女といえばこの曲Crystal Kay「恋におちたら」はもはや鉄板。
坂詰流になるとまた別の曲のよう。とってもいい。
「そっと」はキーボードのみの弾き語り。
これまでのポップテイストとは違い、ぐっと締まった聞かせる曲。
ツボを突いたメロディーワークは感情を大きく揺るがされる。
そして真っ直ぐな女心とそれを歌い上げる姿には息が出来ないほど吸い寄せられる。
確信した。やっぱり私は坂詰美紗子のバラードが好きだ。
最後はデビューミニアルバムのタイトル曲でもある「恋の誕生日」でゴージャスに、華やかに坂詰ワールドを締めくくる。
ソウルフルにピアノをガンガン弾き上げる姿も、天然キャラ(?)で我が道を行くMCも、興奮し過ぎて帽子をすっ飛ばしてしまいそれを笑いに変えるのも、全てが坂詰美紗子。
いろんな表情が垣間見える彼女のライブは本当に楽しいのだ。
目と耳をフル稼働させられた、そんなステージだった。
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3組目の登場はこの人。竹仲絵里。
静かに演奏が始まった3人編成のライブ。
早速演奏されたのはニューアレンジの「サヨナラ サヨナラ」
ギターを弾かずに歌うことだけに集中した彼女の歌声は感情移入と説得力が今まで以上だ。
キーボードとギターだけというアコースティック編成なのに、とにかく音厚がすごい。
歌詞が、メロディーが、畳み掛けるように体の中にどんどん入ってくる。
まるで自分が失恋してしまったように、込み上げてくる悲しみ、何ともいえない切なさに襲われるから不思議だ。
一曲目から固唾を飲んで、静かに立ち尽くす自分が居た。
アレンジ力と演奏力の素晴らしさに、大げさでなく鳥肌が立つ。
会場の空気はぱりっと引き締まる。動けない。
のっけから見せてくれる。
「サヨナラサヨナラ」とは対極である新曲「シャリラリラ」は底抜けに明るい、前向きなキラキラした気持ちになれる曲。
愛する人に出会えた喜びを歌った内容は、はじけるような笑顔が見え隠れする。
お客さんの手拍子も自然と起こるようなポップなライブにぴったりの一曲。
そんなキュートな笑顔の竹仲が凛とした表情に変わるのはこの曲「黄色い花-Wedding Story-」
親友の結婚式のために作ったと言われる曲だからこそ、想い入れもひとしおなのかもしれない。
ギターのイメージが強い竹仲だが、今となっては欠かすことのできないピアノ弾き語りナンバー。
涙を誘うメロディーワークに聞き入ってしまった。
私もこの曲を親友の結婚式に贈った。
あの日のことが頭でいっぱいになり、胸が詰まる。
起承転結のある一つ流れがしっかりできた、ストーリー性のあるライブ。
恋をして失恋して、泣いて笑って、それでも前を向いてしっかり歩いていけそうな力強さを感じるのは竹仲の芯の太い人間性が溢れているからかもしれない。
可愛らしくもかっこ良い。
そんな彼女のいろんな表情が見られるライブだった。
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「Lily Of The Valley」トリはこの人。土岐麻子。
貫禄のステージをたっぷりと見せてくれた。
緑のワンピースを揺らしながらさらりと歌い上げる彼女の姿はどこから見ても本当
に美しい。
キュートで甘い高音ボイスはとても独特で、発した瞬間に土岐麻子ワールドが会場
いっぱいに広がる。
中でも
「深夜疲れた時に乗り込んだタクシーで。こんな曲が流れて来たらいいのになと
思って作った曲です」
そう聞かされて聴く「ファンタジア」。
彼女の声は仕事で疲れきったであろう深夜の私の身体を優しく包み込む。
こんなにも安心感のある、ほっと一息つける曲だったなんて。
目の前にタクシー運転手の制服を身にまとった土岐ドライバーの姿が浮かび上が
る。
こんなタクシー本当にあったらいいのに。
妄想は膨らむばかり。
とにかく翻弄するかのように横に揺さぶられるサウンドと彼女の声は心地良い。
本当に気持ちよくてふわふわしている自分が此処に居る。
そしてキラキラした夏らしい新曲「smilin'」も披露してくれた。
最後は「september」
オリジナル・ナンバーにしても、どんなカバーを歌っても"土岐麻子流シティポッ
プ"に変身してしまうから不思議だ。
自然と手拍子も起こる。
もっと見ていたかった。
時間をつまんだかのように短く感じさせるのも、土岐麻子の魅力にハマってしまっ
ているからだろう。
夏こそ聞きたくなるのは私だけだろうか。
この夏も「summerin'」をヘビーにローテーションすることになりそうだ。
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4組の女性アーティストをエスコートしてくれたのはFM802DJ、吉村昌広氏。
ライブ終了後の吉村氏とのトークがまた面白く、とってもいい感じでした。
そして日比谷花壇さんコーディネートのお花たちも、会場をより彩り鮮やかに装ってくれました。

華やかな雰囲気でちょっぴりおしゃれな空気感の「Lily Of The Valley」
お楽しみいただけましたでしょうか。
大切なお客様にすずらんを贈るような気持ちでおもてなしを。
そんな気持ちで作ったイベントです。
次回も(?)どうぞお楽しみに!
text by![]()
投稿者 GREENS_STAFF | パーマリンク | コメント (0) | トラックバック (0)
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